当教室は基本的には教材費は無料です。
でも教室にはたくさんの問題集や参考書を置いています。
保護者の方や、生徒から問題集を買いたいけど、何が良いのか?と質問を受ける事が多いからです。
生徒一人ひとりに合わせて、取り寄せていたら、いつも間にかたくさんになりました(笑)。
で、何がその生徒に合っているのか、どのようにして教材を選んでいるのか、というと、
「目的別」です。
どういう事かというと、もちろん「わかりやすい解説」が付いているものは当然そうですが、
私の場合は、「その生徒に付けさせたい事」によって選別しています。
「とにかく毎日定期的に机に向かうようにしたい」なら、
ドリルのような、回数など予定を立てやすいものを勧めます。
「基本からじっくり学ぶ事をさせたい」なら、
基本事項や例題もたくさん載っている参考書を勧めます。
「暗記に時間をかけているが、結果が伴わない」なら、
問題演習がたくさん載っている問題集を勧めます。
「ひとつの事をやり切らせたい」なら、
なるべく薄い問題集を勧めます。
良い問題がたくさんある、問題量が豊富である、取り組みやすそう等で決められる事が多いと思いますが、
それらは問題集などを自分でどんどん進められるような、自分の勉強が確立されている生徒の場合です。
実際に問題集をやるのは生徒で私や保護者様ではありません。
問題集の質がどれだけ良くても、生徒自身がやらなければ意味がありません。
問題集も決して安くありません。
まずはその生徒が今身に付けないといけない事と、やり切る事が可能なもの、で選ぶようにしています。
じゃあ自宅ではどうしたらいいのか?
保護者様の中には、生徒がひとつもやっていないのに、次から次へと買っている方がいらっしゃいます。
もちろんお気持ちはわかりますし、問題集を買い与える事は悪い事とは思いません。
しかし、やってもいないのに、買えば買うほど生徒はやらない傾向にあります。
保護者様が買い与えた事を覚えていない生徒もいたくらいです。
なので、その生徒に合った一つの問題集をやり切れるよう、サポートしてあげて下さい。
何も一緒にやらなくても結構です。
「今日は何ページまでやね!頑張ってね!」とか
「そろそろ〇〇問題集の時間やねー。」など、声掛けをしてあげて下さい。
「ちゃんとやったの!!?」と聞くと喧嘩になるので(笑)
あくまで「声掛け」でお願いします。
で、一つの問題集が終わったら、その時次の問題集を一緒に買いに行ってください。
このやり方が全てではありませんが、上手くいく傾向にあります。
「生徒に必要性に合ったもの」と
「一つをやり切る」こと
この2点が大切かと思います(^^)