中間テストが近づいてきました。
この時期になると、普段自宅で勉強しない生徒も流石にざわつき始めます(笑)。
生徒からはよく、「先生ー、何したらいいですか?」と質問を受けます。
保護者様からは「○○点以上取らないと、携帯電話没収やで!って言ってるんです。」という、いわゆる「賞罰方式」を取っているお話しもよく聞きます。
その為生徒は必死で勉強します。
でも結果が伴わない…。
そうすると、お母さんに怒られる…。
これを毎回繰り返す。
入塾面談でもよくこの話しが持ち上がります。
でも、生徒は生徒なりに必死で勉強していると思います。
良い点数を取って、お母さん、お父さんを喜ばせたい!
そう思っているに違いありません。
ではなぜ良い結果に繋がらないのでしょうか。
生徒自身が、「自分に合った勉強の仕方がわからないから」だと思います。
点数を取るための方法は一つではありません。
それが生徒に合わなければ、そのやり方は生徒に合った勉強の仕方ではありません。
当教室ではテストの際に、必ず生徒毎に課題を決めています。
「前回は単語の部分で満点取れたから、今回は文法のところで8割取れるようにしよう!その為に、今回は動詞の形をしっかり意識して、現在形や過去形の区別をしっかり行う事、その為にテストまでの期間はこういったトレーニングを行っていこう!それが君の課題やで!」
というようにします。
前回より多少点数が下がっていても、今回の課題がしっかりできていれば、褒めます。
しかし点数が上がっていても、課題をしっかりこなせていない内容だったら、厳しく注意します。
なぜ褒めるのか、なぜ注意するのかを、改めて設定しておいた課題に照らし合わせて指導すると、注意を受けても生徒は「なるほど、確かにそうだ」と納得してくれます。
そうして次回の課題を決めて通常授業へと移ります。
点数は水物だと思います。
普段よく取れる生徒でも、少し調子が狂うと、点数を大きく下げてしまう事もあります。
テストの点数もとても大切ですが、まずはその生徒が抱えている問題点を、整理して、それを解決するために何をすればいいのか、を生徒と一緒に決めていく。それを積み重ねていくと自然と成績は上がると思います。
実際、当教室の生徒も、そのように繰り返してきた生徒ほど、ある一時期から急激に成績を伸ばしています。
そんな当教室ですが、今テスト対策期間の最中です!
今回はどんな成長を見せてくれるのか、楽しみです!